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『長工大賞』受賞者

 第9回 令和5年(2023年)『長工大賞』受賞

水力発電事業の発展に寄与及び俳号『朔風』としての活躍
松永 巌(S20M)
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『長工大賞』受賞者の功績

 あなたは母校を卒業後、官立長岡工業専門学校(現新潟大学工学部)、東京大学工学部へと進まれ、東京大学卒業後は特別研究生として3年間在籍。その後、三菱(現三菱重工業株式会社)に入社して発電用水車(低落差用水車)の開発に従事され、国内外の水力発電事業の発展に寄与されました。
 三菱長崎に赴任後は造船所の合理化も推奨され、また、終戦時3社に分割された3重工の合併に関する機種統合問題にも参画されるなど、数々の実績を挙げられました。
 三菱本社に赴任後は産業機械全般の事業発展や米国三菱重工の設立に貢献され、また、現役時代は山本五十六搭乗機里帰りプロジェクトにも支援をされました。
 定年後は俳句に本格的に取り組まれ、『朔風』の俳号をもって朝日俳壇やNHKなどに投句されて数々の入選・入賞をされるなど、その優れた才能を発揮されています。
 他者を凌駕する弛まぬ真摯な努力と忍耐で精進されている姿は、他の模範となっています。
 これまでの功績や活躍に敬意を表し、「長工大賞」を授与します。

令和5年本部同窓会「長工大賞受賞者紹介資料」より抜粋