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『長工大賞』受賞者

 第2回 平成26年(2014年)『長工大賞』受賞

カラマツ育種事業の基礎技術開発
中川 伸策(S20E)
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『長工大賞』受賞者の功績

 あなたは長工を卒業後、農林水産省林業試験場(現独立行政法人森林総合研究所)に勤務、『カラマツの旋回木理』の調査研究に尽力され、繊維傾斜度の測定法を中心とするその技術は、カラマツ育種事業の基礎技術の開発となりました。
 昨今、世界的に木造建築が見直されるとともに、日本国土の3分の2を占める森林再生のため国産材の需要拡大が展開される中、あなたの「先駆的な調査研究活動」は現役引退後も高く評価され、中国ハルピン林業学院の「木材総合利用プロジェクト」に指導者として迎えられました。
 これは真の国際貢献であり、良工魂の模範として第65回全国植樹祭にあたり、ここに『長工大賞』を授与します。

長工 創立120周年記念誌 令和4年(2022年)10月発行より抜粋

『長工大賞』受賞者の紹介

 北海道野幌の林業試験場に入所したのは昭和21年9月でした。以来、東京目黒、茨城県筑波研究学園都市と勤務地を巡り、平成3年3月無事に定年退職を迎えました。
 長工同窓会の会場が池之端文化会館時代、奇しくも大先輩の熊沢校長先生に(愚妻が新津高校で数学を習う)揃ってご挨拶が出来たこと、元東京支部長の中野緑栄先輩との出合い、そして幾人かの同級生と懐かしい顔合わせ、更に終了後は一回りも若い人達と意気投合、散策し乍ら二次会での交流と、同窓会ならではの誠に心温まる楽しい一時でした。
 長工創立100周年を過ぎた頃から、同窓会本部の人達に種々お世話になっております。平成28年秋、私の叙勲に関して、当支部長の樋口昭さんから、お褒めの言葉とご配慮を頂き、更には本部会長・山下進さんから同じく写真入りラベルの紅白ワインのご恵送を受け、有り難く感謝しております。

東京支部だより 第16号 平成30年(2018年) 6月発行より抜粋