先輩から
日本的一个人看昆明(その6)ー最終回ー
投稿 川上 卓蔵(S40e)
昆明の夜
昆明の夜を探索してみようと思います。まず昆明の街を歩いてみると、いたるところにKTVの華やかな看板が目に付きます。
昆明というか中国に定着したカラオケボックスです。KTVはカラオケだけの店とお姉さんのいるところがあります。
カラオケだけの店では安く、飲み物とつまみを買って部屋に入ります。量販式カラオケと言います。お姉さんのいるカラオケは、適当に相手をしてもらえますが、それなりにお金がかかります。話がまとまればそのままホテルへというケースも多々あります。どちらに行くのか判断が必要になります。
この内容は『中国滞在記』の個室の中で詳しく書いてありますので、是非読んでください。
右に翠湖公園の夜の南門を写真を掲載していますが、ここは日本の上野公園と同じように、夜になるとベンチに若いアベックがあちこちで仲良くしているのが見られます。(今の上野公園はアベック公園と違うのかな?)
今、わたしは中国の昆明に本当に居るのかと、ハッと思うことさえあります。このような情景に出会うと中国も開放的になってきているのだと感じる瞬間です。
「紅星」と言うバーは、中国人の友人が経営するバーです。自分でぶどう園を持っていて、ぶどう酒を造って店に出しています。
わたしはこの店のワインを愛し、友達と深夜まで飲みながら語らっています。経営者(老板)とは懇意になりましたので、いろいろな面で便宜を図ってくれてもらっています。
もう飲めないのにビールを半ダースもサービスしてもらったりすることもあり、結構世話になりながら楽しい夜を過ごしています。
店の中では、話をしているグループ、トランプに興じているグループ、水パイプを吸っているグループなどそれぞれの形で時間をうまく使っています。
正面ではギターの弾き語り風の若者が演奏する生バンドがあり、結構楽しい時間を過ごすことが出来ます。
もちろん、ここで夜食等も食べることが出来ます。
水パイプを吸っているグループの写真を撮りたいと老板に聞いたら、いくらでも撮っていいと言われましたが気が引けてソッと撮影したものです。
翠湖公園の周りには、素敵な酒把(バー)が、たくさんあります。大人の雰囲気を味わいたいなら静かな落ち着いた写真のバーがお勧めです。彼女と二人のデートには最高な雰囲気を演出してくれるでしょう。もうひとつ、わたしがよく行っていたジャズバンドの入っているバーがあります。
昆明には珍しくこのバーだけでやっていたのです。バンドのドラマーの人に聞いたら、中国、昆明でもジャズに興味を示してくれる人が少ないので、バーでの仕事が少ないと語ってくれたのが、印象に残っています。
ワインを片手にジャズを聴きながら飲む雰囲気もまた格別のものがあります。
わたしは結構ジャズが好きなので、ここによく通っていました。でも、ここは10時近くにならないと、生バンドの演奏は始まらないのが、ちょっと時間をもてあまし気味です。だから大体、二次回のコースでここに行きます。
そして昆明の生活を満喫しながら、時間の過ぎるのを忘れ昆明の夜は過ぎてゆきます。(白い帽子は私ではありません。念のため)
6回にわたり私が滞在している昆明の様子を私の感じたままにお伝えしてきました。
最初にお伝えしましたように昆明は気候、風土、文化、対日感情等を考えても大変住みよいところだと感じています。
まだまだ細かい情報をお伝えしたいところですが、その内容は私が出版しました『中国滞在記』をお読みいただければと思います。長工東京支部のホームページに掲載させていただきましたこのコーナーに長い間、お付き合いいただきありがとうございました。
一旦お休みをさせていただき、また機会がありましたら、お声をかけてください。
祝大家健康、下次見。
楊 宇
昆明在住 川上卓蔵
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川上 卓蔵