先輩から
日本的一个人看昆明(その3)
投稿 川上 卓蔵(S40e)
高新地区
街中を耕運機に小型トラックの荷台を付けたような車が走っています。バタバタと音をたてながら走っていくのです。これが一般の道路で走っているのだから、たまったものではありません。
広い道路なら追い越していけるが、狭い道路では耕運機トラックのおかげで、のろのろ渋滞になるのです。
おまけに運転している人は一向に端に寄ろうとしないのです。私の道路であるという風にお構いなしで走っています。今の中国では、動く又は運搬できる車を持っているだけで商売になるのです。
私が泊まっているアパートの近くの道路の写真です。
写真奥は高速道路が見え、一般道の上に高架の高速道路が通っています。
この工事の時は、ほこりが舞い上がり、歩いていても口の中がじゃりじゃりしていましたが、2010年10月に全線開通し、混雑が緩和されています。
高速道路の工事が終わったら、今度はマンションの建設ラッシュであちこち高層ビルが建設されています。
左下の写真は会社の近くにある華帝酒店(Dynasty International Hotel)です。
会社まで歩いても10分くらいのところにあります。
一応4星のホテルとのことで、私は泊まったことがありませんが、日本からのお客様はよくこのホテルを利用しています。
日本の正月明け、1月5日に昆明に戻りましたが、このホテルで夕食会(新年会)を会社が開いてくれました。
中は結構きれいな感じです。料理も美味しく食べることができました。日曜日ということで車もあまり走ってなく、閑散としています。
しかも、ここは昆明市内から30分ほど、離れている田舎です。近年はようやく開発が進み、住宅地、工場地区と建物が建つようになってきています。
通りには医科通り、光路通りなど、薬業企業、光学企業などが多く点在している地区でもあります。日本で言う、工業団地地区の様子を体しています。
商業的な施設が無いので、昆明の中心まで行かないと買い物はできません。去年、ウォールマートのスーパーができ少し買い物は楽になりました。
食堂はいくらでもあり、大きなものから小さい店まで立ち並んでいて食事には苦労はしません。
この近くの大きな会社は、雲南煙草科学研究所があり、基礎的な研究がされ、玉渓という町で生産されており、雲南省でも一位の納税会社と言われています。コカコーラの会社も大きな会社です。
中国の人はほとんどの人が煙草を吸っています。挨拶代わりに一本ずつお客に配っています。
左の写真は1月30日にアパートの中庭に植えてあった桜が満開に咲いた時のものです。
昆明がいかに暖かいかがわかります。この時期、日中で23℃から25℃位まで気温が上がり、最低でも5℃位です。
暖かいという表現はできますが、アパートに帰れば暖房がついているわけではないので、部屋の中は14~15℃と私にはちょっと寒い感があります。
中国の人はこれがあたり前のことで寒さは感じてないようです。
おまけに会社に行くと朝から玄関は開けっ放し、窓は開けっぱなしであり会社内は14℃位しか
ありません。
もちろん暖房などはありませんから、寒いときはコートを着たまま事務机に皆が向かって
います。
ちょうど今ころ2月下旬から3月にかけては、八重桜が満開になります。
そもそも、昆明は南の1900mの高地にありますので、日差しが強く1月、2月でも日傘、サングラスをしている人が多くいます。それだけ紫外線が強く、昆明人は黒く日焼けした人が多くいます。
3回にわたり昆明の様子をお伝えしてきました。最初にお伝えしましたように昆明は大変住みよいところだと感じています。
まだまだ細かい情報をお伝いしたいところですが、その内容は私が出版しました『中国滞在記』をお読みいただければもっと生活に根差した日々の出来事を書いていますので読んで頂ければ幸いです。
長い間、お読みいただきありがとうございました。
次回掲載まで少し時間を頂きますが機会がありましたら、お声をかけてください。
祝大家健康、下次見。
楊 宇