先輩から
日本的一个人看昆明(その1)
投稿 川上 卓蔵(S40e)
北京路
2010年3月の昆明駅、春の陽気で多くの人が駅前でたむろしています。大きな袋、トランクを持って職を探している人、旅行用のバッグをもって、旅行か田舎に帰るか、これから汽車の乗る人、若い待ち合わせの人などであふれています。
駅からまっすぐ伸びるのが北京路で昆明で最も中心的な道路で、ここからスタートします。
4車線と広い道路が確保されているが、後4~5年後には渋滞になるだろうと思われます。
街の中を歩いてみても、周りは高層ビルが立ち並び、東京の街を歩いているのと、違和感がありません。
人の多さも東京と比べると似たようなものです。
歩いていて気になるのは、道路に食べ物カス、痰、吸殻などいたるところに捨ててあり、きれいとは言えないことです。
右の写真は、北京路と十文字に交差している、東西路で2010年12月の日曜日の昆明市内で中心街。
中心部に古い門が残されていて、中国の古さを市内でも感じさせられます。ちょうど日曜日でもあり、 歩行者天国のようになっており、散歩を楽しんでいます。
翠湖公園
翠湖公園には、古い寺院、楼閣が建ち並び古さを感じさせられます。彩色鮮やかに太陽に照らされてきれいです。
老若男女が集まり、散歩を楽しんでいます。
本質的に家に居るより日向に出て、日柄1日中日光欲を楽しんでいるようです。
この昆明の民間の家には暖房というものが設備されていないようです。
寒い時は着込むか、外で運動をしています。体質的にも寒さには強いようです。
私が寒いといっても寒くないというし、ストーブを持ってくるように言っても、こんなに暖かいのにと一言多いのです。
翠湖公園から少し離れた通りの、ちょっと路地に入ったところに市が立った時の写真です。
日本の10日市と同じ様に、約2km位の通りの両脇に店がびっしり並び、いろいろな雑貨品を売っています。この通りをまっすぐ奥に歩いていくと、昆明の中心地に出ます。
この日も日中は暖かくて、日差しが強かったのを覚えています。
翠湖公園の中には、民族同士のグループがあちこちにできて、その民族の歌あり、演奏あり、踊りで公園内は大変な賑わいです。
わたしたちが散歩していても飽きません。歌う人は、セミプロ級の人で、その民族の中でも尊敬されている人のようです。
周りでは、それを聞こうと、あるいは見ようと、その人たちを取り囲み自然に輪ができてきます。その囲みの外では民族の歌、メロディーが書いてある、楽譜を売っている、おじさんもいます。
足元には、いろいろな歌の楽譜があり、お客の注文に応じています。それを買ったお客さんは、その場の民族の輪に入って自分も、田舎を思い出すかのように歌い始めるのです。民族によって、歌われる内容も違い、言葉も違っているようで、民族の歌を頼りに輪を探している人たちもいます。
これが、毎日、毎週行われており、民族の和を確認し合っているのだと感じました。
もちろん歌、おどり、演奏飛び入り結構で大歓迎です。こうして昆明の長い1日が過ぎていきます。
(次回は少し食べ物のことを書いてみます。)
楊 宇