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長陵の七人衆 上野の森にて芸術探訪
(第32回 工芸美術 日工会展 鑑賞報告記)

長陵の七人衆 上野の森にて芸術探訪
(第32回 工芸美術 日工会展 鑑賞報告記)

1.会 期:
2023年(令和5年)6月15日(木)~21日(水)
2.会 場:
東京都美術館
3.鑑賞会:
2023年(令和5年)6月16日(金)11:00~12:00
4.参加者:
長工G:7名(敬称略)
樋口、土田、片桐、川村、加藤(写真撮影)、金井、野﨑(記)

『報告記』

 工芸美術「日工会展」は作家の自由志向を尊重し、個性ある創作活動を通して、時代に即応した質の高い豊かな工芸を創造し、わが国の工芸美術の発展と文化の振興に寄与することを目的としている。日工会展は今回で第32回目を迎えた。

 鑑賞会では、長工同窓会東京支部長:金井氏のご子息である陶芸家 金井伸弥氏のさまざまな展示作品の解説を頂き大変有意義な鑑賞会となった。ちなみに金井伸弥氏は本会の理事でもあり、過去においては日工会展での内閣総理大臣賞や日展(日本美術展覧会)における特選受賞等をされた輝かしい経歴を持つ。今回も日工会会員賞を受賞されている。梅雨の晴れ間の蒸し暑い中、長陵7人衆は上野の東京都美術館に集合した。受付前で集合写真を撮った。
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長陵の七人衆(紅一点の貴女は解説してくれた大須賀えみ子さん)

長陵の七人衆
(紅一点の貴女は解説してくれた大須賀えみ子さん)

 前回の鑑賞記では日工会展のHP画像を多く参考にさせて頂いたが、今回はより臨場感を出すため加藤氏の撮影写真をふんだんに活用させて頂いた。

 展示室にはいると最初に内閣総理大臣賞が鎮座していた。夜空に浮かぶ雲に月の光に照らされた淡雪のような雲・・そんな印象を筆者は感じた。その次に日工会会員賞の金井伸弥氏作品が眼に飛び込んできた。いずれも特徴的な陶作品である。金井氏から作陶工程や作品名に通ずるデザイン性などの解説をきめ細かく受けた。銀と黒色そして朱の何とも言えぬバランスと造形美・・かつて内閣総理大臣賞を受賞した時の作風を継続していた。
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内閣総理大臣賞
作品名:宙 作者:加藤丈尋

内閣総理大臣賞
作品名:宙
作者:加藤丈尋

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日工会会員賞
作品名:凛 作者:金井伸弥

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解説を熱心に聞き入る土田氏と筆者

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金井氏の作品に見入る

 集合写真に入ってくれた大須賀えみ子女史の作品はご本人から解説を受けた。大須賀女史の作品名は“ある日の空模様”で“刺”を超繊細な技巧で表現していた。帰りにはお土産に女史の作品ポストカード等を頂いた。
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“ある日の空模様”の解説に聞き入る

 作品の中には3D Printerで製作し、そこに着色等を行った初めての出展例が有った。審査員の中で物議をかましたとの事だが日工会展で認められた。

3D Printerで製作した作品

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展示作品の数々

 作品を鑑賞ししばし休憩をとり写真に収まる。
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左:陶芸家の金井伸弥氏

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休息中の写真(金井支部長撮影)

休息中の写真
(金井支部長撮影)

 多くの作品が出展されていたが、興味のある方は下記のWebページでご覧頂きたい。
 日工会展を鑑賞後、お昼を過ぎ暑気払い兼ね上野の森で紫陽花の咲く道を通りBeerhallライオンに向かった。予約無しの為、最初は七人衆がワンテーブルに席をとれなく二テーブルに別れ、美味しいBeerで喉を潤した。暫くして樋口顧問のはからいでワンテーブルで引き続き懇親の場が続いた。最初に支部の理事だった竹津君の死を悼み献杯をした。
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紫陽花が綺麗な上野の森

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長稜の七人衆

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歓談風景(満面の笑みの七人衆)

 和やかな歓談の中、お腹も膨れ間もなくお開きとなった。今回も大変有意義な日工会展鑑賞会だった。最後に7月1日の4年ぶりの支部総会・懇親会の成功を祈った。
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越後長岡を思わせるノスタルジックな作品