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《人生の回想》

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第48話 画狂老人卍“葛飾北斎”の世界に・・
野﨑(旧姓:椿)敬策(S46e)
 あまりにも有名な「富岳三十六景 富岳百景」そして「北斎漫画」。さらには「八方睨み鳳凰図」などの“葛飾北斎”。一度は訪ねてみたかった信州小布施の「北斎館」と「岩松院」。
 藤井聡太名人戦対局地の後に行った。休日を避けたおかげで観光客の姿は疎らだった。
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小布施と高山村の位置関係が解かる案内図

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岩松院への参道

 新緑の参道を抜け岩松院に向かった。
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岩松院と天井絵“八方睨み鳳凰図” (本堂内は撮影禁止の為 パンフレットからscanning)

岩松院と天井絵“八方睨み鳳凰図”
(本堂内は撮影禁止の為 パンフレットからscanning)

 北斎は83歳を初めとし小布施には4回訪れ、4回目の88歳から89歳にかけて渾身の一作“八方睨み鳳凰図”を描いた。植物油性岩絵具による画法で、中国・清から輸入した高価な鉱石(孔雀石など)をふんだんに使い、加えて金箔4,400枚を用いて表現された極彩色の画は観る位置により色彩が変化する見事な21畳敷きの天井絵だった。鮮やかな色彩と光沢は塗り替え等の修復をされることもなく今日に伝えられている。畳に寝転んで悠久の時を楽しんだ。本堂から唯一撮影できる“小林一茶の句碑と蛙合戦の池”があった。
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蛙合戦の池 と 一茶句碑

 あらためて北斎の生涯に触れると、宝暦10年(1760年)に生まれ嘉永2年(1849年)卒寿(90歳)に臨終を迎えた。江戸時代後期の浮世絵師で化政文化を代表する一人だった。生涯で30回の雅号を改号した。また、93回も転居したそうである。
 これから北斎館に入館する。表の駐車場は観光バス専用で裏の駐車場に止めた。
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北斎館への脇道と表の風景

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Entranceにて

 小布施の北斎館は昭和51年(1976年)、町内に遺されている北斎作品の散逸を防ぎ、収蔵・公開するための美術館として開館した。貴重な肉筆画を中心に北斎作品や資料を紹介している。祭屋台には龍・鳳凰、男浪・女浪の天井絵が飾られ、時代を経た今も美しい色彩をとどめている。
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北斎作品の数々

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祭屋台と天井絵

 画狂人“葛飾北斎”の世界を堪能し小布施の街を散策した。お店で栗スイーツを頂き今宵の宿 津南:しなの荘に向かった。
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小布施の街並み

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美味しい栗スイーツ