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《人生の回想》

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第47話 藤井聡太名人戦対局の地を訪ねて・・
野﨑(旧姓:椿)敬策(S46e)
 2023年5月31日 信州小布施にある葛飾北斎作の“八方睨み鳳凰図”を観るため岩松院に車を走らせた。途中 稲倉の棚田が眼に入り立ち寄った。
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信州 稲倉の棚田 と 花菖蒲

 横浜を出る頃は小雨交じりだったが、信州は青空で気持ちの良い初夏の陽気だった。棚田は田植えが終わって素敵な光景だった。花菖蒲も綺麗に咲いていた。小布施に近づいたころ高山村の案内標識を眼にした。出発前日、時の人“藤井聡太六冠”が渡辺名人と長野高山村で七冠をかけて対局するNewsがTVで流れていた。思わぬチャンスに対局地に行く事にした。ただ、マスコミや将棋ファンで混雑が予想され藤井荘まで辿り着けるあては無かった。
 途中、対局の解説会場の案内があったが藤井荘迄車を走らせた。山間のヒッソリとした温泉地に入ると対局場所の“藤井荘”が眼に飛び込んできた。想像に反し藤井荘周辺に人影は殆ど無かった。唯一、取材クルーらしき車と人が数人いた。車を止め藤井荘の風景をカメラに収めた。
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名人対局戦 解説会場

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名人戦対局の地:信州高山村 “藤井荘”

 筆者にとって将棋は小学生の頃、親父に手ほどき受け駒を打った記憶があるだけで、にわか将棋ファンとしてこの地に立った。車に戻ろうとすると愛知のCBC放送局の取材クルー3名が近づいてきた。インタビューの申し入れだった。インタビューに応じたが放映されたかは定かでない。翌日夕刻 藤井聡太が名人戦に勝利し七冠を手にし玄関の藤井荘の提灯の間で写真に収まっている姿を眼にし、記念すべき地に行った事が嬉しかった。
 対局の開設場所では記念の“扇子”が有ることを知り購入に行った。最初は事前予約の方だけと断られ車に戻ろうと歩いていると、後ろから係の人が追いかけてきて購入可能とわざわざ声を掛けてくれた。再度、会場に戻り記念の“扇子”を手にした。三千円だった。
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第八十一期名人戦記念 日本将棋連盟・朝日新聞社・毎日新聞社

 いつも話題になる対局中のスイーツが気になり、ネットで調べると 信州須坂藩の銘菓“一万石”だった事を知り、餅菓子処“コモリ餅店”に対局二日目に立ち寄った。しかし残念ながら既に完売していた。
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信州須坂 餅菓子処 “コモリ餅店

 本来 小布施の葛飾北斎の世界に会いに行ったが、この回想は次回に廻す事とする。