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《人生の回想》

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第23話 学友との思い出
野﨑(旧姓:椿)敬策(S46e)
 2021年何十年ぶりかに故郷 吉ヶ平を訪れた。今は少し観光地化され(自然体験村)6月1日から道路が開通する事を知り6月3日に行った。校舎は山荘に建替えられていた。校庭や校舎周りの家の有った場所は自然体験の郷として綺麗になっていた。
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かつての校舎周りと建替えられた吉ケ平山荘

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我が家の有った場所(中央高台)

我が家の有った場所
(中央高台)

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我が家の前の田んぼ跡

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かつてスキーで滑り降りた斜面からの風景

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離村時の校舎

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懐かしいオルガン

 帰り道に草を刈っている人に出逢った。声をかけると部落内で唯一旅館を営んでいた守門館の長男だった。彼は姉と同級生で何度かクラス会で会っているとの事だった。話をしているとまた二人がやって来た。二人も筆者より先輩だった。小学の時の草野球や冬のスキー大会などの思い出を語った。最後に家内がスマホで四人の写真を撮ってくれた。毎年、秋祭りを三条に集団離村した人たちでやっているとの事で今度、案内を送ってくれるとの事だった。
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筆者と先輩たち(右端が守門館の長男)

 最近では中学のクラス会を4年に一回やっている。前回は家の建て替え中で案内が何故か届かず参加出来なかった。1996年7月久々のクラス会が行われた。恩師を含め21名が参加した。筆者が43歳で全社ETCプロジェクト室長を拝命した直後だった。
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 皆それぞれ活き活きとした人生を送っていた。県外からは筆者含め三人が参加した。それから10年後の2006年の夏クラス会が行われた。
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クラス会会場

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会場案内(最上段)

 恩師を入れ12名が参加した。筆者が53歳の時であるが恩師の若々しさには驚かされた。3年間一緒だった恩師は今も“経田祐介”のペンネームで作家業をやっている。恩師の家に泊めて頂いたり娘と立ち寄った事もある。大親友のT.W君とは3年間同じクラスだった。この時はクラス会終了後、彼の家に泊めてもらった。彼の両親は筆者の両親をよく知っていた。
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森町中学校3年D組(前列左端:筆者 隣が恩師 後列左から二番目:T.W君)

森町中学校3年D組
(前列左端:筆者 隣が恩師 後列左から二番目:T.W君)

 T.W君の家は庭月にあり丁度お盆の最中だった。近所の方々と田んぼ跡地で夜遅くまで宴会を行った。
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お盆の夜

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宴会のT.W君

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泊めて頂いたT.W君の家

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前夜宴会を行った場所

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五十嵐川と八木ヶ鼻(T.W君の家の後ろから観た風景)

五十嵐川と八木ヶ鼻
(T.W君の家の後ろから観た風景)

 T.W君は高校時代ウエイトリフティングでインターハイ出場した事を後で知った。また、就職は三条に本社のあるCORONA(石油ストーブなど製造している会社)で定年前は工場長の職に就いていた。ちなみに筆者の親父の兄弟(末っ子)も同じ会社の工場長だった。
 2010年1月に雪の越後をドライブした。T.W君の家に寄った時彼は不在だったがご両親が温かく迎えてくれた。
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T.W君の両親と筆者夫婦

 2012年11月3日文化の日にもクラス会を行った。前夜に恩師の家へ泊めて頂いた。
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恩師:関先生ご夫妻

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恩師と

 この年は皆還暦を迎え(筆者は翌年だが)八木ヶ鼻の下の八木神社で還暦のお祓いを受けた。その後、長野温泉の嵐渓荘でクラス会に臨んだ。嵐渓荘はクラスメートの実家でもあり個人的に何度か宿泊した。クラスメートの彼女は現在、箱根でペンションを営んでいて嵐渓荘に泊まった時は必ず美味しいお酒を差入してくれた。
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八木神社でのお祓い風景

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下田村の秋

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嵐渓荘

 この時もT.W君の実家に泊めて頂いた。
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T.W君の両親と

 昨年の4月に雪見ドライブでT.W君に会いに行った時、偶然にも彼の父親が他界され葬儀中だった。ご霊前にお線香を上げ弔辞を申上げてきた。これも何かのご縁だった。 来年またクラス会が予定されている。今度は是非参加し学友たちと旧交をまた温めたい。

 高校のクラス会が1996年9月久々に蓬平温泉で行われた。この年は中学のクラス会も行われ非常に思い出深い年となった。恩師を含め12名が集まった。宿泊のクラス会は今回が初めてだった。
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 宿泊ならではのリラックスした一夜となった。前列筆者の右端が今年1月に急死した柳君だ。彼は日立から三菱重工に移って有機ELパネルの研究開発を行っていた。その後、郷里に帰り地元のメーカ等に勤めた。長岡に行った時は何度も彼の家に泊めてもらった。筆者が長工大賞に推薦したい一人だった。残念でならない。ご冥福をお祈りする。
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 その後、筆者たちが還暦の2013年夏に岩室温泉で開催した。学友たちは殆どが退職し第二の人生を送っていた。恩師を含め十六人ほどが参加した。二次会は部屋で行ったがめいめい今までの人生を語り、朝まで飲み明かした。
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クラス会の宴席にて

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恩師:平山先生

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筆者

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大親友の山崎君

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谷内田君(葬儀社社長)

谷内田君
(葬儀社社長)

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神林君

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渡邊君

 親友の山崎君の家には何度も長岡に行った時泊めて頂いた。谷内田君の家は長生橋の近くにあり夫婦で泊めてもらった。恩師の平山先生宅では家族三人で泊めて頂いた。丁度長岡まつりの最中で屋上で食事をしながら花火を観戦した。山崎君は家内と娘を信濃川の土手迄連れて行ってくれ花火を楽しんだ。長岡に行くと必ず一杯付き合ってくれるのが地元に居る写真の面々だ。

 今年、長工の120周年記念が開催される。筆者は谷内田君を通じ長岡に行く事を伝えている。久々に学友たちと再会が実現する。今から10月22日が待ち遠しい。

 中学、高校とクラス会を通じ学友たちとの思い出を綴った。既に古希を迎えた者、来年迎える者が居るがコロナに負けず元気で長生きしたいと思った。

 第24話では全国各地の大学にて行った活動を回想する。