散歩クラブ同好会
散歩クラブ 第16回報告書
(昭和記念公園の紅葉と新撰組史跡めぐり)
見物ポイント
国営昭和記念公園
[カナール]
入園門を潜ると、銀杏並木が200mの清流を挟んで両側にあり、正面奥には噴水があります。
銀杏の落ち葉を踏みしめながら歩きました。残念ながら曇りで青空に映える黄金色の景観は見られませんでしたが、晴れていれば、青空と黄色い銀杏と噴水のコントラストが素晴らしい光景です。
噴水の所まで散策し、レンタサイクルの貸出所に行き、サイクリングで園内を廻りました。
[日本庭園]
日本庭園は大きな池を中心に、休憩所、茶室などが点在し、緑の松と真っ赤な紅葉が調和し見事な景観を演出しています。
足元をみれば、草木、石の一つ一つに至るまで、細部をおろそかにしない我が国伝統の造園技術の妙をみることができます。
[盆栽苑]
池の周りを一周して、近くにある盆栽苑に立ち寄り、五葉の松など盆栽の名品が数多く展示されており、しばし見とれました。
私が気に入ったのは柿の木の盆栽で、葉は全ておちた枝に赤い小さな柿の実がついた盆栽で、冬の寂しさと明るい陽光の景色が何とも言えませんでした。
[みんなの原っぱ]
日本庭園、盆栽苑を後にし、昼食のため、みんなの原っぱに向かいます。大きな原っぱで、あちらこちらでシートをひろげ、楽しそうに昼食を摂っています。
我々は出発前に駅ビル地下で調達した、お寿司やお弁当、竹輪の磯部揚げやイカの下足揚げなどのおつまみで、ビールやお酒を楽しみました。
新撰組史跡めぐり
[高幡不動尊]
高幡不動尊は関東三大不動として知られ、山を背景に多くの伽藍が建てられ、アジサイの季節と紅葉の季節は素晴らしいものがあります。
アジサイの季節にもう一度来てみては如何でしょうか。
本堂で参拝をした後、土方歳三像、宝物館の不動明王像、五重塔などを見て回りました。
2日後に開かれる万灯会の準備のため休憩場所が閉鎖されており、お茶は飲めなかったが、ベンチで名物の高幡饅頭を頂きました。
[日野宿本陣]
日野宿本陣には16時頃に着き、その時間は我がグループだけで、通常20分位の説明時間を60分かけて丁寧に説明してもらいました。
日野宿本陣は、嘉永2年(1849)の大火により焼失し、現存する建物は佐藤次彦五郎が10年に及ぶ歳月を費やして準備を進め、文久3年(1863)に上棟した建物です。
日野宿本陣は、佐藤彦五郎が近藤周助に師事して開いた「佐藤道場」がありました。ここでは、後の新選組局長となる近藤勇や副長の土方歳三、沖田総司、井上源三郎たちが激しい稽古に励んだのです。
明治13年、14年と明治天皇が行幸した際、佐藤家で小休止をしています。天皇が入った部屋は、明治26年にあったに野宿の大火で、彦五郎の四男が家督を継いでいた有山家が焼失したため、彦五郎は佐藤家の上座敷を有山家に移築しました。
この建物は現存していますが非公開となっています。
反省会
反省会は日野駅近くの中華料理店『麒麟坊』にて行いました。
中華のコース料理とビール、日本酒、紹興酒で楽しいひと時を過ごし19時30分に解散致しました。
小島 洋 記